種無し・種有りどちらを選ぶ?

October 14, 2016

 

精製したものや添加物が使われている加工食品は控えることが基本のナチュラルハイジーン。

遺伝子組換え食品は勿論、これは自然なもの?ナチュラルフードか??という視点からみた時、品種改良により「糖度が増し」た日本の果物や食べ易さを優先して「種無し」にされてしまった果物を手にとることは緩く避けています。

 

緩くというのがポイントです(笑)

 

 

さて、今が旬の葡萄。

年々「種無し」が巾を利かせているな〜と思いませんか?

そしてどの葡萄の実も張り裂けんばかり。

 

 

わざわざ種無し、種有りって表記する不思議さ。

なぜ葡萄に種がなくなった?

種ってどうやって取るの?

 

と思ったことはないですか?

 

 

種無し葡萄は、栽培の過程で房に「ジベレリン」という植物ホルモンの薬品をつける「ジベレリン処理」を施しています。

葡萄の花が咲いた頃、コップに注いだジベレリンに葡萄を一房一房浸し一定の時間待ちます。この作業を出荷まで2回行うそう。

この「ジベレリン処理」によって葡萄の種がなくなります。またジベレリン処理は種を無くすだけでなく房(実)を大きくしてくれます。

 

種無し、大きな房。

なるほど、昨今みる葡萄の容姿の変化に納得します。

 

 

このジベレリンは植物ホルモンの1つで植物体内で生成され、極微量で植物の発生・成長・分化過程を調整する作用を持つ有機化合物で植物が生きてゆくのに必要不可欠。自然界に存在するものです。

植物ホルモンは全部で5種有って、私たちは野菜・果物・お米などを食べるときにこれらの植物ホルモンも同時に摂取しています。

 

通常葡萄農家さんが使うジベレリンは顆粒で売られているそうで、農薬として農林水産省に登録されています。それらは自然界に存在するジベレリンを生成する菌を培養する発酵法で作られいるそう。

 

ジベレリンはそもそも自然界に存在するもので、昭和30年代から使用されていながら何らかの弊害が生じたという報告もなく、コップで浸すという処理方法で周囲の環境にも影響を及ぼさないことからすると私のように緩くすら避けることもないのかも!?って思えてきちゃいます。

 

 

ちなみにジベレリン処理は、この植物ホルモンが植物の茎が伸びるようになる作用がある事が知られていて、デラウェアの房同士がつまり過ぎないよう房の軸が伸びる事を期待して施したところ種無しになることが発見されたというまさにセレンディピティ!?その後種無し化の研究が進み現在に至っているそうです。

 

 

このジベレリン処理は農家さんにとっても大変な作業。

ジベレリン処理をすると結実が良くなり果実の肥大が促進されるので、果実が大きくなる過程で間引きしてぎゅうぎゅう詰めになるのを防ぐ作業をしなくてはいけないのです。

手間も時間も薬品を購入する経費もかかる処理をしてまでなぜ農家さんは「種無し」葡萄を作るのでしょう。そして年々その割合は増えて行くのか。

 

 

一番は消費者が食べやすくて、粒が揃ったキレイな葡萄を求めるからでしょう。

そして、果物に種が無い、ということに違和感を抱かなくなってきているから

自然に鈍感な消費者が増えて来ているのかも。

消費者のニーズに応えてきた結果なんですね。

 

 

近いうちスーパーでは種無しが当たり前になって表記されなくなる日が来そう。。。

 

 

選べる2016年の秋は種無し、種有りどちらを選びますか?

 

 

 

※葡萄の中には種のない実ができる品種もあります。

 

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